広島市立大学芸術学部 入学者選抜参考作品2026
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とら全体の大きな特徴をつかみ徐々に細部を捉とら確に捉美術学科 日本画専攻 総合型選抜問題 2日間で人物モデルを自由に着彩写生しなさい。実技(人物着彩写生) 8 時間 面接資料えていく事が大切です。その象など、目には見えないさまざまな情報をどのように鉛筆と絵具で表現できるか、自分自身の感性と創作経験を活かして自由に描いてください。参考作品は、いずれも人物モデルの椅子に座ったポーズや骨格を的えて描かれています。そのうえで、コスチュームの質感の違いや、モデルが雑誌を眺めている表情などが的確に表現されています。【モチーフ】 女性着衣モデル( Tシャツ、スカート、首にスカーフを着用。手元に雑誌。)【配付物】 木炭紙サイズ特画用紙(水張りパネル)人物着彩写生は人体の構造を把握することが基本となります。衣服の下には皮膚、筋肉、骨があり、頭部には頭蓋骨があります。衣服のしわや髪型がこうした骨格に沿って形作られていることを意識しながら、うえで人物という有機的なモチーフが持つ雰囲気や、その場の空気の印面接資料では、日頃勉強している鉛筆デッサン、静物着彩写生などの平面作品を通して、本選考の実技試験だけでは測れない観察力や表現性を確認します。鉛筆デッサンのように単一な素材を用いた描出は、基礎的な表現力を養うことに適しています。また、静物着彩写生は複数の物を卓上に配置、構成し、鉛筆と水彩絵具を用いて描くものですが、個々のモチーフが同じ平面上に置かれているように描くには、常にそれぞれの関係を注意深く観察し、そのうえでモチーフ間の形態の特徴や質感の差異、色の幅や強弱などを判断する必要があります。いずれも絵画制作を行ううえでは不可欠な表現方法やものの見方であり、普段からの継続的な訓練が重要です。自身の創作意欲に基づく自由な制作と並行して積極的に行い、それらの成果を提出してください。05

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